青いウサギ

2021.01.10

みなさまあけましておめでとうございます。
昨年中は大変お世話になりました。
2021年もゆっくりペースではありますが、施工日誌更新していきたいと思います。
本年もよろしくお願いいたします。

本年最初のご報告はこちら↓↓↓ 昨年末の作業報告です。



ウサギちゃんのフィギュアです。
当方建築塗装をメインに行っていますが、ご依頼頂ければなんでも塗るスタイルです!!(できないこともありますが・・・)
しかもご依頼内容が、「青いウサギにしてくれ~」です(笑)

青いウサギ?
碧いうさぎ?
blue rabbit?

何のこっちゃ?です。 過去いろんな意味で世間を賑せたのりPの大ヒット曲くらいしかイメージできません!
青い毛のウサギなんてこの世に存在するのでしょうか?

ご依頼主様に相談すると、「イマジネーションを働かせて、塗装して、見せてみろ」との事。
以前からお仕事頂いている甲府のイベントプランナーさんですが、今回もおもしろいご依頼頂きました。
クリスマスイベントで使用するとの事です。

青い(碧い)ウサギのイメージってコバルトブルーが思い浮かんだので、そのイメージで塗装してみました
試しに一体とそうしたものがこれ ↓↓


どうですか?
我ながら、かなりかわいいと思うのですが?
依頼主様からも合格をいただけたので、これから残りのウサギちゃんの塗装に入っていきます。

まずは塗装しない部分のマスキング作業です。これがかなり大変でして・・・目の大きさ1センチ程です。
小さいし、寒くて手は悴むし、7体マスキングするのに1時間かかってしまいました⤵



目が隠れるとなんかグロテスクです! 怖いですね~????
気を取り直して、次はプライマー塗装


この作業、塗料の密着性を向上させる作業です。透明な塗料で地味な工程ですが、超大切な作業です。
今回、細かい箇所の塗装やシャドー、ハイライトを入れる作業があり、ほとんど絵を描いているような感じです。
こんな時はエアブラシ(超小型のスプレーガンみたいなものです。)を使用して塗装していきます。

続きまして、元のブラウン系の毛並みを消すために白を塗装します。こんな感じ↓↓


明るいブルー系の塗料は非常に隠蔽性が悪いです(要するに元の色が透けて出てきてしまう)
一度白ウサギにしておかないと、発色の良いブルーになりません

続いて、青を塗装していきます。最初は薄い水色から、徐々に濃いコバルトブルーへと塗装していくわけですが、フィギュアの形状を見ながら、
濃い部分、薄い部分を塗分けていきます。









写真ではわかりにくいですが、最初の水色から、仕上げのコバルトブルーまで4色青系塗料を使用して塗装しました。

続いて、白い毛の部分、耳の中、口、手先、足先等細かい部分の塗装です。極細筆で塗っていきます。


マスキングをはがして完成!
かわいく出来上がりました。

最初の7体納品後、大変喜んでいたき、追加依頼!!
最終的には20体塗装しました。
こちらとしても大変光栄なことです。

子供のころ下手なくせにプラモよく作りました。
テキトーな塗装して何体無駄にしたことでしょうか。
でもその経験が生かされたようで、無駄にしたプラモも成仏できたことでしょう 南無~!





このような塗装は正直やってみないとリクエストにお応えできるかわからない作業ですが、
前田塗装、何でも塗るスタイルでやっております。
建築塗装以外でもぜひご相談いただければと思います。
よろしくお願いいたします。

ちなみに以前、有名シンガーソングライター槇〇敬〇が奉納した稲荷神社
のお社の塗装もしました